CMに登場する自動車の製造ロボットには Applied Robotics のロボットアームが使われているかもしれない
Innovation Matrixのパートナー企業である Applied Robotics が、Times Union の記事に掲載されています。長らくロボット用エンドオブアームツールのプロバイダーとして、主に自動車製造過程で活躍してきた同社の商品ですが、ここ一年で物流業界のロボットにも採用が始まりました。自動化プロセスに高い柔軟性と効率化をもたらす Applied Robotics のロボットツールをぜひ皆様の現場にお迎えください。
以下、記事を日本語訳しました。


Applied Robotics 社では、同社の製品に対する需要が高まっているという。
GLENVILLE – 今度、コマーシャルでロボットが自動車を組み立てているのを見たら、New York州Glenville 、特に Applied Robotics を思い出してください。
Applied Robotics はロボット用エンドオブアームツールを専門とする工業メーカーで、溶接、マテリアルハンドリング、ディスペンサーなど、ロボットの作業を支援するツールチェンジャーやグリッパーなどのアクセサリーを製造しています。
約35年前、Glenville の会社はこれらのツールを自動車メーカーに提供し始めました。以来、 Applied Robotics はGM、フォード、ステランティス、フォルクスワーゲン、トヨタなど、ほぼすべての自動車産業大手と取引をしています。今年に入り、同メーカーの製品に変化と需要の増加が見られ始めています。
“自動車以外の用途でロボティクスがどんどん採用されるようになったのは、実はこの1年前からです。”と、同社CEOのStefan Casey氏は語ります。
食料品店やeコマース業界は、失われた労働力を補い、急増する商品の需要を満たすために倉庫の物流を支援するロボット工学に注目しました。
Casey氏によると、これらの業界の多くの企業が、物流にロボットや自動化システムを追加導入し始めたか、少なくとも真剣に検討し始めているとのことです。
Applied Robotics は、その結果、自社製品の需要が25〜50%跳ね上がり、ビジネスが少し活気づいたといいます。
しかし、その一方で同社はサプライチェーンのトラブルにも見舞われているようです。
Casey氏によると、 Applied Robotics は予期せぬ欠勤があってもスタッフを維持することができたそうです。しかし、外部では原材料のリードタイムが「大幅に増加」しました。一部の材料は6~12カ月間バックオーダーになり、製造コストは日々上昇し、顧客のニーズに応えるのは難しくなっています。
“収益性とのバランスを取りながら、お客様をサポートし続け、コストを上げずに事業を継続できるようにすることは、非常にやさしい(難しい)バランスです。”と説明しました。
サプライチェーンの混乱により、 Applied Robotics は製造工程で別のサプライヤーを使ったり、一部のロボット部品を他の部品と交換したりして、顧客に代替品を提供する柔軟性を持たざるを得ませんでした。
こうした変更によって製品の外観が多少変わっても、重要なのはそれが機能的であることでした。
しかし、それでもコストアップは止められません。今年初め、 Applied Robotics は製品の値上げを実施しました。
しかし、Casey社長は、「値上げ幅はコスト上昇に比べれば、はるかに小さい」と言います。一方で、 Applied Robotics の機敏な動きは、見込み客に好感を持たれています。
同社は、今後も収益と顧客数の増加を見込んでいます。
「今年もまた、(売上高、顧客数ともに)約25%の成長を見込んでいる」と語りました。
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