ベイエリアで活躍されている中島氏に寄稿いただきました。ありがとうございます。
=====以下 寄稿記事 ====
もう色々なところで紹介されているけれど、DARPA (米国防高等研究計画局)主催によるロボット・チャレンジ(DRC)決勝戦が、カリフォルニア州ポモナで開催されました。
2013年の予選からもう2年経つのですね。あの時は、東大から飛び出して米国で起業したSCHAFT社がトップ、その後、グーグル社に買収されたのは記憶に新しいです。
今回、見事1位に輝いて200万ドル(約2億4500万円)の賞金を手にしたのは、韓国のKAIST(韓国国立科学技術院)のチーム、ロボット名「HUBO」でした。このロボットの特徴は、二足歩行はもちろん、ひざまずいた状態に変形して体勢を安定させられ、足先と膝に装着されている車輪で自走できることです。日本のおもちゃとかアニメとかにある、いわゆるトランスフォームですよ。日本のお家芸かと思っていたのに・・・。
災害救助支援ロボットの技術を競い合う同チャレンジでは、現場で想定される八種類の作業を連続してこなし、一時間以内で終わらさなくてはなりません。ロボットは、操作者によって現場の見えない場所から遠隔操作され、作業車の運転、(運転より難しいと言われる)下車、扉を開ける、回転バルブを閉める、(道具を選んで)壁を切抜く、大きなプラグを差し替える、瓦礫を通過、階段を昇るといった八作業を実行していきます。5カ国から23チームが挑戦したわけですけれど、結局すべての作業を完了できたのは上位3チームのロボットだけでした。
バランスを崩しやすい作業が多い中で、倒れてしまうロボットが続出していましたが、身長180cm、体重80kgのがっしりした無骨ともいえる体格のHUBO君は、変形することでなかなか安定感があって、ミスも少なく全ての作業を一番早く完了させました。ロボットにしかできない形態や動作を上手く取り入れたことが、この勝利の秘訣だったのではないかなと思います。
ちなみに二位と三位は米国のチームで、それぞれ100万ドルと50万ドルを獲得しました。気になる日本勢ですけれども、4チーム全て人型ロボット(一つは四本足)で出場しましたが最高で10位という結果に終わってしまいました。ロボット大国とも言われる日本なので、今後も頑張って欲しいですね。
出場ロボットの雄姿をご覧になりたい方は、DARPAのDRC公式サイトwww.theroboticschallenge.org/teamsでご覧ください。

中島和宏

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