外骨格アシストスーツ体験会 Demo Day デモデーを開催して

筆者:大永 英明

弊社取り扱いのsuitX社が、昨年、ドイツのOttobock社に買収された。suitX社の製品がOttobock社の同類製品を補完するからである。

そのOttobock社では月1の周期でデモ・デーというアシストスーツ体験イベントを行なっている。日本でも是非開催するようにとの要請があった。

ちょうど、新しいデモセンターを神戸に設置したところだったので、5月のオープンハウスに続いて日本滞在中にデモ・デーを開催することにした。

(コロナのため、アメリカ国籍の私は約2年半日本に来れなかった)

日本のスタッフは4月にアメリカで Ottobock発の Paexo(パエクソ)シリーズともともと取り扱っていた suitXシリーズのトレーニングを受けたので準備万端である。

アメリカ研修の一コマ
アメリカ研修の一コマ2

ドイツでのプログラムを参考にして80分のスロットで参加登録を募る仕組みだ。

弊社デモセンターには、道路に面したウィンドウがある。よって、外からアシストスーツが見えるように配置替えをした。その効果があったのか同じビルのテナントである某インフラ保守の会社の社長が前日に飛び込みで、「デモスロット、まだ空いていますか?」と尋ねてきた。「はーい、空いています。」

神戸デモセンター外窓から

告知時間が短く、ユーザ・ターゲットに対して、余裕を持って案内する事はできなかったが、ターゲット以外に、友人知人経由を含めて、体験談を拡散して頂けるという意味では、殆ど全スロット埋まったのは嬉しかった。

前日までに、リハーサルを行い、有沢セールスマネジャーのプレセンの内容のチェック、そしてテクニカルサポートのゼイン君によるデモの時間を確認。全て問題ない!

さて、いよいよ、当日の一番バッターはシリコンバレーに住む友人女性と一度私のシリコンバレーのシェアハウスに泊まられた私よりも年配の男性。2人の興味は介護に使えるかどうかのチェック。シリコンバレーでの有力発信者と大阪ライオンズクラブのメンバーだ。心強い!

そして2番目は、大阪から発信力を持った女性起業家。アシストスーツのモデルになれそうなアイドル系の笑顔!(製品紹介発信よろしく!)

SoftBackは気持ちが良く、Shoulder-X の効果をすごく感じてくださったようだ。

3番目は本命のインフラメンテ会社の社長。さすが用途がはまった業界の人、スーツを装着して、すぐに効果や利点を直ぐにコメントしてくれた。

今すぐではないが、落石拾いのニーズがあるらしい。Back-Xなどが良さそう!

インフラ保守においては、火災帽子のため、バッテリーなどの電源は持ってエリアに入れないらしい。つまり、アクティブのアシストスーツは使えないという事だ。弊社取扱は全てパッシブなのでクリア!!

BackXは労災会費、Leg-Xは作業の向上がメインの採用理由となるかも。

2日目、4番目は、小学校3年生時の同級生と彼の経済学部3年生の娘さん、そして、同じく経済を勉強しているボーイフレンド。同級生は重労働で身体を壊したという背景を持ち、興味でデモ体験に参加してくれた。娘たちは、少子高齢化社会に対する将来を考えるために参加。素晴らしい向上心を持った若人だ。

5番目に取引先のロボットメーカーの方が来てくれた。彼の前職の物流関係のビジネスではアシストスーツ販売会社がクライアントだったそうな。(紹介いただければうれしいです!)

6番目には、地元の中古建設機械会社(私の弟の会社)も修理工場長も連れて体験しに来てくれた。メーカーによると、Shoulderのユーザーは自動車会社という事なので、車の修理などには期待しているのだが、修理工は多くの作業をする必要があり、上腕を使う仕事だけではないので、やはり、メーカーにおける製造ラインでの応用がベストかも。

最後にこられたのが航空業界専門の商社。4名で来てくださった。自動車、車両産業と同様に航空製造業をターゲットとするShoulderXを是非クライアントに紹介して欲しいと思いながら、弊社のスタッフはスーツのデモそして装着のヘルプを続ける。

といった感じで終わった2日間に渡るデモデー。2日間の情報をいかに次につないでいくのかが大きな課題!

つづけて、7月のプランも作成しなければ、、、

大きなチャレンジが目の前にあるが、可能性を感じた2日であった、

スタッフの皆、ありがとう!

参加いただいた皆様、ありがとうございました!

腰へのサポートBackXの装着
手首のサポートPaexo Wristの装着
(腰部はPaexo Soft Back)
肩へのサポートShoulderXの装着