
世界最先端のロボット研究を ーFetch(フェッチ)&Freight(フレイト) リサーチモデル

ロボティクスとオートメーション技術の進化で実世界への応用を目指す
協働ロボットは、家庭用のサービスロボットから人間の作業をサポートする大型の産業用ロボットまで、実社会の中で数多く実用化されてきました。これらを実現するロボット開発のため、Fetch ではリサーチ用のロボットを提供しています。
Fetch モバイルマニピュレーターとFreight モバイルロボットベースは、世界中の研究者が共同で研究を分担するための共通のロボットプラットフォームを提供します。 研究プラットフォームは、共通の使いやすさと親しみやすさを最大限に発揮するために、Robot Operating Systems(ROS・ロボット・オペレーション・システム)と連携するように設計されています。
Fetch リサーチモデル
フェッチのリサーチモデルで未来のロボット学習を加速
Fetch Roboticsの「Fetch」は人間・ロボット共生・共存環境を意識したコラボレーション・ロボットです。最大6Kgのパーツを搬送できる流通業向けの仕分けロボットです。走行ベース以外に7自由度を持つ、多様な動きが可能なロボットです。また、研究用の自律・自走開発用プラットフォームとしてもご利用いただけます。
Freight リサーチモデル
フェッチのフレイトで自律的なモバイルロボット開発を
Fetch Roboticsの「Freight」は可搬自走ロボットです。人に追従する機能なども備えています。「Fetch」と「Freight」のペアで、 「Fetch」が棚よりピックした品を「Freight」上のトレイにおき、キッティングするペアとしてご利用いただけます。また、「Freight」には人に追従する機能なども備えており、人間が在庫棚から注文リストから品をピックし、「Freight」の装備されたトレイに入れていきます。注文リストのピックが完了した時点で、「Freight」はプログラムされた所定の位置に自律的に戻り、作業者によって空っぽにされた後、次の注文の手伝いを始めるための追従を始めます。
Fetch リサーチモデルを利用した研究
Googleのロボティクス研究
Google の研究者は、移動式マニピュレーターFetch のような研究用ロボットに搭載されている高度な技術が、実世界でより大きな可能性をもたらすと考えています。同社は、これらのロボットが、見慣れないものが入ったビンを分類したり、予期せぬ障害物でいっぱいの倉庫を移動したりといったスキルを自ら学習する方法を開発しているのです。
Googlea の新しいラボは、ロボット工学に機械学習を導入するための幅広い取り組みを示しています。
Toyota Research Institute – トヨタ・リサーチ・インスティテゥート
トヨタ・リサーチ・インスティテゥートは、物品の回収など家庭内の作業を支援する人間支援ロボットの研究の一環として、将来のロボットに人間のような器用さを与え、物を落としたり傷つけたりしないように把握・操作するための新しいツールを開拓しています。また、コンピュータビジョンと人工知能をロボット開発に応用し、ロボットが人間や物の物理的存在を検知してその位置を記録し、指示があれば人間のために物を取り出すことを可能にしています。このロボットは、物が移動されたことを検知して、ロボットのデータベースにその物の位置を更新することができます。また、既知の人の顔を検知して、個人を区別することもできます。
Willow Garage と ROS
Fetch RoboticsのCEOであるMelonee Wiseは、有名なロボット研究所であるWillow Garageの2番目の社員として、ROS(Robot Operating System)やPR2ロボット、Turtlebotの開発に携わりました。これらの製品は、発売以来、ロボット工学の研究開発に用いられる標準的なツールとなっています。
メロニーをはじめとするウィローガレージの卒業生が登場するレッドハットの5回シリーズ「How to Start a Robot Revolution(ロボット革命の起こし方)」の第1回目では、ROSの起源と誕生について詳しく紹介しています。
リサーチ用のソリューション

Fetchモバイルマニピュレーター
Fetchモバイルマニピュレーターは、モバイル・マニピュレーション用に手頃な価格で完全に統合されたロボット・プラットフォームを提供します。

Fetch研究用ロボットベース
研究用 Freight モバイルベースは、モバイルロボット技術を開発するための高度に拡張可能なプラットフォームです。

Gazebo シミュレーション
Freight モバイルベースとFetch モバイルマニピュレーターは、ガゼボシミュレーターでシミュレーションできます。

OpenAI シミュレーション
OpenAIは、モデルのトレーニングに使用するFetchモバイルマニピュレーターの4つのシミュレーションロボット環境を公開しました。