造船業で活躍している外骨格アシストスーツ
この業界はますます、労働力の高齢化と熟練労働者の不足という課題に直面しています。労働関連筋骨格系障害(WMSD)は、労働損失日数の主な原因であり、補償費用、賃金損失、生産性損失で測定すると、世界経済にとって最大の負担の1つとなっています。そこで、オットーボック・バイオニックが開発した外骨格アシストスーツのポートフォリオの出番となります。外骨格ブランド・Paexo(パエクソ)は、過酷な日常業務をこなす中で、長期に渡って人々の健康を守るための最先端のウェアラブルテクノロジーを象徴しています。
この分野で注目されているのは、頭上作業や肩より高い位置での作業に対応した外骨格アシストスーツのパエクソ・ショルダーです。造船所での製造工程や、頭上での組立・溶接作業などの過酷な作業を、身体に装着する装具補助システムでサポートします。また、パエクソ・ネックは、据付や検査などの高所作業時に頸椎の負担を軽減することが可能です。パエクソ・ショルダーと組み合わせて使用することができます。外骨格アシストスーツを使用することで、身体的負担が軽減され、筋骨格系が保護されます。このことは、いくつかの研究・分析でも確認されています。

以下のように様々なアプリケーションに対応可能です。
- 金属フレームの溶接、船舶のコンパートメント
- 内装工事。天井の機械・電気工事
- カーボン船体へのラミネート加工
- カーボンファイバーを硬化させるためのオーブンのセットアップ
オランダの造船所Royal Huisman で採用されています
オランダの造船所 Royal Huisman は、2019年末に当社の パエクソ・ショルダー外骨格アシストスーツの使用を開始しました。今やこの分野のグローバルリーダーである同社は、1884年に設立された高級ヨットのメーカーです。Royal Huismanは、木製の作業用ボートの造船所として謙虚にスタートしたところから成長しました。現在では、280人以上の従業員を擁し、数々の賞を受賞したスーパーヨットを製造しています。オランダの販売パートナーであるプレテックは、造船所を訪れ、日常的に使用されている外骨格アシストスーツを魅力的な写真で記録しています。
Royal Huisman 社のチームは、豪華なヨットの建造を専門としています。従業員は、溶接、電気配線、塗装など、長くて難しい頭上作業を行わなければなりません。パエクソ・ショルダーを使用することで、これらの過酷な作業を一日中続けるために必要なサポートを得られるだけでなく、装着感も非常に良いので、彼らは喜んでいます。
Erik Slomp, Yard Manager at Royal Huisman