バッテリーショップで腰の負担を軽減する外骨格アシストスーツを採用
大型バッテリーの設置やメンテナンスを手がけるSouthern California Edison’s battery shopでは、重量のあるバッテリーを日々扱う社員の身体を守るため、SuitXのBackXの導入を試験的に開始しています。本日は、EDISON Internationalのウェブで紹介されている記事をご紹介します。以下、記事を日本語訳しました。
元の記事はこちら→https://energized.edison.com/stories/battery-shop-using-exoskeletons-to-reduce-back-strain
SCE社はパイロットプログラムとして、大型直流バッテリーシステムの設置・保守を行うチームの腰への負担を軽減するために、外付けのウェアラブルデバイスを使用している。
インディオを過ぎたところにあるDesert Centerに、今朝はスティーブ・ホフが向かっている。今日の仕事は、同僚のベン・レットマンと一緒に、電気通信施設用の直流バッテリーシステムをアップグレードして設置することだ。
アルハンブラにあるサザン・カリフォルニア・エジソン社のバッテリーショップの12人のメンバーのうちの2人で、5万平方マイルのサービスエリア内にある1,400台以上の大型直流バッテリーシステムの設置とメンテナンスを担当する。
「今日はバッテリーを移動させるので、外骨格アシストスーツを使う予定です。」と、数ヶ月前から機器を使用しているホフさん。続けて「重いものを移動するときに、確実に効果を実感しているよ。腰への負担が軽減されるように設計されているんだ。」と話す。

この外骨格アシストスーツは、腰を支えるための装置として、約20〜30ポンドの抵抗を与える。前傾姿勢の多いメンテナンス作業に加えて、週に3台程度のバッテリーシステムの設置作業を行っているチームにとっては、この機器が役立っているようだ。
SCEのチノ・トレーニング・ファシリティで数ヶ月前に行われた外骨格アシストスーツのデモには、様々なチームが参加し、機器の紹介や装着、機器の移動などを体験した。バッテリーショップは、日常業務で外骨格アシストスーツを使用する最初の企業であり、安全性向上への影響を測定する予定だ。
SCEの安全アドバイザーであるダニエル・ヒメネスは、「この技術を社内で使用するのは初めてです。この外骨格アシストスーツは、自然な動きを可能にすると同時に、疲労を軽減し、力仕事によるストレスを抑えることができます。」と語っている。

「現在、その効果を評価・監視するためのデータを収集しています。我々は労働者、特に腰を守りたいし、怪我が減ることを期待しています。これはゲームチェンジャーになるかもしれません。」とも付け加えた。
現在はバッテリーショップで試験的に使用されているが、SCEは、自動車修理工場や倉庫、電力ケーブルを敷設するケーブルクルーなど、重機を扱うことの多い他のグループにも外骨格アシストスーツの使用を拡大したいと考えている。
SCEのプリンシパル・マネージャーであるタイソン・シルバは、「今回の試験運用を通じて、社内でどこが適しているのかを確認したいと考えています。この技術を使うことで、時間の経過とともに安全性が向上することを期待しています。」と語った。
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