Webinar14
-エキスパートに聞く!農業自動化の必要性- 所感

この数年、ロボットとAIの融合が話題になり、従来の製造業以外に物流、サービスロボットが開発され紹介されていますが、あまりメディアで話題になっていない分野として、農業ロボットがあります。労働力不足は、すべての産業において問題となっていますが、現在、農業従事者の平均年齢はアメリカでは58歳、日本では67歳となっています。日本においては、年々農家として働くことを希望する若者が少なくなっているため、深刻な問題となっています。

という事で、先週の第14回IM Webinarでは、まだ、コロナのせいでシリコンバレーには赴任されていませんが、日本より、農業ロボットの販売・開発を行なっているクボタ株式会社のKubota Innovation Center Silicon ValleyのGMを務める長谷川幸司さんとオートバイ、ロボット、汎用エンジンなど、多岐にわたる製品を製造販売されているヤマハ発動機株式会社、のYamaha Motor Ventures & Laboratory Silicon Valley, Inc. でCEOを務められる青田元さんに農業におけるロボット技術、現在利用可能な、あるいは開発中の自動化ソリューションについて語っていただきました。

Kubotaの長谷川さん
YAMAHAの青田さん

製造業と比べ、従事者の平均年齢が高齢なため、何処までのハイテクを導入できるのかとか、年に1回もしくは数回と年間を通しての繰り返し作業ができない農業分野でのROIをどう計るべきなのかなど、農業産業における独特な困難性について多く学びました。

両名によるプレゼンテーションの後、弊社の大永マーク(技術担当)MCによる座談会、そしてQ&Aでは話が大変盛り上がり、予定の90分を約15分オーバーするような盛況ぶりでした。(時間制限のあった方々、大変失礼いたしました。)

「食」という一般的に身近なテーマ、そして業界でのトップ企業様を交えた討論会という事もあり、80名近くの登録者でした。(残念ながら実際の参加者は50名ばかりとなりましたが。。)皆様、参加頂き、ありがとうございました。長谷川さん、青田さんも日本からお忙しい時間に参加いただき、ありがとうございました。(裏方として準備、そして実施に携わった弊社のスタッフにも感謝!)

お二人より当日の録画のYouTubeでの公開の了承を頂きましたので、編集後、URLをご案内いたしますので、ご興味のある方は是非アクセスください。

次回は、視聴者リクエストシリーズ「AGVとAMRの違いって一体何?」を企画していますので、是非ご参加ください。